自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる5つの理由と向いてる人の特徴
悩むビジネスマン

「自社開発(web系)エンジニアに就職したい!でも調べると「やめとけ」という情報もあったり、実際どうなの?」

こんな疑問、悩みに答えます。

本記事では「自社開発企業にエンジニアとして転職・就職したい人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

本記事で分かること

  • 自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる理由
  • 自社開発(web系)エンジニアに向いてる人の特徴
  • 自社開発(web系)エンジニアになるための最適な方法

「自社開発 やめとけ」

なぜやめとけと言われるのか?
疑問に思ったあなたは、このまま読み進めてみてください。

理由だけでなく自社開発エンジニアになるための最適な方法も詳しく解説していきます!!

ハルマ@ブログ管理人ハルマ@ブログ管理人

「経験者だけでなく未経験からでも自社開発(web系)エンジニアになる方法もまとめていきます。今まさに自社開発企業を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください!」

※ 今すぐ自社開発(web系)エンジニアになるための最適な方法を知りたい方は、こちらをご覧ください。読み飛ばしできます。

自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる5つの理由

一部で「自社開発はやめとけ!」
という口コミが聞かれますが、本当でしょうか?

やめとけの真相を突き止めるべく情報を深堀。
特に多い自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる5つの理由をまとめていきます。

【理由1】自社開発企業はブラックだからやめとけ?

最も気になる情報が「自社開発企業はブラックだからやめとけ?」

ここでいうブラックとは「企業の安定性」
自社開発企業であっても倒産のリスクはあるということ。

実際、自社開発企業に勤めるエンジニアの多くはサービスの安定性について説きます。

デスクワーク(男性)

「自社サービスのある会社が安定しているとは限りません。そのサービスが、非常に重要があり、これからも伸びて行くのであれば、良いのかもしれないですが、売上がずっと横ばいだったり、もしくは少しずつ減ってきているのであれば、尚更かと思います。今の時代、一時は人気が出ても、すぐに廃れる物やサービスが多いです。例えばmixiはSNSの先駆者ともいうべき存在だったと思いますが、今となってはFacebook、InstagramやTwitterなどに負けています。」
引用: フューチャリズム「自社パッケージソフト開発会社は安定している?」

自社開発企業の売上は自社で開発したサービス。
そのサービスが当たらなければ儲けは出ないし、そもそも安定収益は難しい。

さらに開発するだけでなくサービスの運用も大切です。
ゲームアプリでいえば、5年後生存率は『12%』とも言われる世界です。

自社サービスがヒットするまでは手持ち資金の有無が重要。
しかし自己資金が尽きれば、会社は倒産の一途をたどることになります。

つまり、自社開発でやめとけといわれるのはスタートアップ。
自己資金が少なく、従業員数が2桁程度のベンチャー企業はやめとけと言われるようです。

すべての自社開発企業がホワイト(安定)とは限らない。
見極める術を身につけたうえで、転職活動を行うことが何より重要だといえます。

【理由2】スキル習得が偏る傾向にあるからやめとけ?

エンジニアなら誰もが気になる「スキル習得が偏る傾向にあるからやめとけ?」

自社開発と受託開発を比較したときの話。
様々な開発スキル、スキルアップを目指すなら自社開発はやめとけ。

現役エンジニアも開発スキル習得が目的なら受託開発を推します。

デスクワーク(男性)

「スキルアップを目指すなら受注側(ベンダ側)でしょうね。もし発注側に立つならば、仕様策定のための調整能力を磨くとよいでしょう。ひとつの決定が、何百人というベンダの人間を動かす責任もあります。」
引用: Yahoo!知恵袋「プログラミング」

なぜ自社開発だとスキル習得に偏りが出るのか?
それは、同じ技術を使って自社サービスの開発が行われるため。

自社開発だと同じ技術が多くなる理由

  • 自社サービスが会社の売上・利益になるから
  • そのため失敗は許されず、予算も相まって同じ技術になりがち
  • またリリース後はサービスの運用・保守・アップデートがメイン
  • 結果、同じ技術が使われ新しい技術への挑戦は乏しい(=スキル習得が難しい)

大手の自社開発企業なら挑戦できる風土はあるでしょう。
しかし一つのサービスしか持っていない会社の場合、技術は偏りやすいといえます。

実際、アンケート結果でも多様なスキルは身につかない。
客先常駐のほうが幅広く経験でき、スキルアップできると回答しています。

なので一つのスキルについての深堀なら自社開発。
言い換えればスペシャリストになれるのが自社開発のエンジニア。

様々なスキル・開発技術を身につけるなら客先常駐、といった棲み分けになりそう。

結局、何を身につけたいか?
エンジニアとしてのキャリアプランを見据えて優先順位付けが重要だといえます。

【理由3】開発以外の能力も必須でついていけないからやめとけ?

未経験なら気づきにくい「開発以外の能力も必須でついていけないからやめとけ?」

結論からいうと、開発以外の能力も必須です。
なぜなら、開発した自社サービスはエンドユーザーのために存在するから。

利用するユーザーに合わせてシステムは開発されます。
つまり、エンドユーザーの利便性向上まで考える必要があるということ。

デスクワーク(男性)

「私は前職で、自社で開発したパッケージシステムをお客様先へ納入していました。そのパッケージシステム自体の企画、設計、製造、テスト、保守をすべて自分達で実施していました。プログラマーというわけではなく、何でも自分達でやらなければならない環境でした。自社サービスという点で考えた場合に、言われたことだけをやるプログラマーであれば、いらないです。」
引用: フューチャリズム「受託開発の会社から自社サービスの会社に転職したい」

「言われたことだけをやるプログラマーはいらない」
要件定義書の通りに、コードを書くエンジニアは自社開発企業にはいません。

実際に自社開発企業の場合、プログラミング以外の業務と兼務することは多々あります。

午前中はCS(カスタマーサポート)で午後は開発という形が1か月くらい続きました。結構頭の切り替えが大変で、午後に開発に入る頃にはコードに触れるのが久しぶりになってしまうので、「昨日どこまで理解できたっけな?」と感覚を取り戻すために時間もかかり、進捗もなかなか進まないのでモチベーションを保つのは大変でした。

さらに、開発するサービスに興味がなければ地獄。
モチベーションの継続もしづらいうえに、やりがいも感じられなくなります。

なので自社開発(web系)のエンジニアはやめとけといわれるようです。

システム開発のみに携わりたいは受託開発の会社。
SESなどの開発技術を提供する会社に勤めるのが向いているといえそうです。

【理由4】情報が得にくいうえに人脈も広げにくいからやめとけ?

自社開発あるあるなのが「情報が得にくいうえに人脈も広げにくいからやめとけ?」

結論からいうと、広げにくいのは確か。
客先常駐と違って自社で完結するため、情報も人脈も得にくいのは事実。

実際、ある調査でも客先常駐のほうが情報が身につく。
客先で人脈が広がると回答したエンジニアは多くいます。

体験談でも様々な情報が得られるようです。

デスクワーク(男性)

「客先で開発していると顧客と話す機会が自然と多くなり、様々な情報が得られます。」
引用: Yahoo!知恵袋「この仕事教えて」

自社開発に勤めていても人脈は広げられます。
ただし、受け身では情報も人脈も広げることは難しいでしょう。

技術も知識も能動的に取りに行けるエンジニアが自社開発は向いているといえます。

上記以外なら自社開発はやめとけ。
客先常駐のエンジニアになるのが賢明といえそうです。

【理由5】未経験で自社開発企業への転職は難しいからやめとけ?

最も気になる「未経験で自社開発企業への転職は難しいからやめとけ?」

結論からいうと、難しいです。

政府資料によると、IT人材は今後2030年に79万人不足。
なので未経験でもエンジニアに転職することは容易のように思えます。

しかし、エンジニア人材の採用は実際のところ進んではいない。

なぜなら、企業が求める人材が集まらないから。
つまり、応募するエンジニア側のスキル不足が原因として挙げられます。

上図の通り、企業が求めるのは「スキルを持ったエンジニア」
従ってエンジニア未経験から自社開発企業への転職は難しいからやめとけ。

未経験から転職できない可能性はゼロではありません。
ただ万が一未経験で入社できても、以下口コミのようにその後苦しむだけです。

仕事が辛い男性

「プログラミングが難しすぎて全くついていけない、楽しくない(いままで未経験だったのでついていけないのは当たり前だと先輩社員のかたには言って頂けるのですが迷惑をかけている気持ちが大きすぎて苦しいです。楽しさを仕事に求めるのは駄目だと思います。しかしもう少しやりがいとかをみつけたいです。)」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」

目指すならスキルを習得するのが先決。
そのためのスクールも今では多くリリースされています。

未経験からITエンジニア転職!転職成功率9割超のプログラミングスクールおすすめ3選

やめとけと言われても自社開発(web系)エンジニアに向いてる人の特徴

ここまで自社開発はやめとけと言われる理由を解説してきました。

自社開発のエンジニアはやめとけ!
と言われても自社開発に転職したい人のほうが圧倒的多数派のようです。

なぜなら、メリットが大きいから。
どんな人が自社開発(web系)エンジニアに向いているのか?

やめとけと言われても自社開発(web系)エンジニアに向いてる人の特徴についても触れていきます。

【特徴1】柔軟な働き方を手に入れたい人

まず1つ目の特徴が「柔軟な働き方を手に入れたい人」

客先常駐と比較して自社開発の魅力は「働き方の柔軟性」
クライアントのペースに左右されず、納期も自社で設定できます。

実際、客先常駐のエンジニアは長時間労働になりがち。

客先常駐するエンジニアの比率が高い企業ほど残業は多い傾向。、
具体的に残業が月80時間を超える割合は高いことが資料でも明らかになっています。

ですので、理想の働き方を手に入れたい方。
ライフワークも意識したい方に、自社開発企業は向いているといえます。

【特徴2】プログラミング技術以外のスキルも習得したい人

次に2つ目の特徴が「プログラミング技術以外のスキルも習得したい人」

自社開発企業は自社でサービスを開発します。
そのため、サービスをリリースするまでの過程に携われます。

プログラミング技術以外に習得できるスキル

  • 上流工程(企画、要件定義)
  • マーケティング
  • 保守・管理
  • アップデート
  • 開発予算の編成

プログラミング技術の習得に偏りはあります。
しかし、技術以外のサービス全般の汎用的なスキルは習得可能。

つまり、好き嫌いなく積極的にスキル習得に取り組める人が向いています。

【特徴3】エンドユーザーのニーズをくみ取って開発したい人

そして3つ目の特徴が「エンドユーザーのニーズをくみ取って開発したい人」

自社開発したサービスは何のために存在するのか?
利用するユーザーのためであり、ユーザーの課題解決のためにサービスは存在します。

そのためのシステムであり、利用されることで収益も増える。
つまり、エンドユーザーのニーズをくみ取るのもエンジニアの仕事だということ。

ただ指示された通りに開発する人間は自社開発向きではない。
実際、自社開発企業への転職失敗者は「正解がないと動けない人」と開発会社の社長は説きます。

ユーザー行動から仮説検証を立てて改善を繰り返す。
限りなく正解に近いWebサービスとなるようトライアンドエラーを繰り返せるかどうか。

利用するユーザーの気持ちになって開発できる方は、自社開発企業には向いています。

結局「自社開発企業へのエンジニア転職はやめとけ」はホント?

ここまで自社開発はやめとけの情報をまとめてきました。
結局「自社開発企業へのエンジニア転職はやめとけ」はホントなのでしょうか?

仕事には必ず向き不向きがあります。
自社開発企業が向かなそうな人はやめとくのが無難でしょう。

しかし、メリット・デメリットもあります。
以下客先常駐との特徴比較を参考に決めてみてはいかがでしょうか。

特徴比較 自社開発 客先常駐
違い 自社でサービスを開発している企業 クライアントから発注を受けて開発する企業
メリット
  • 納期の融通が利く
  • プログラミング以外のスキルが身につく
  • サービスリリース後のフィードバックが見れる
  • 様々なプロジェクトに参画できる
  • 幅広いプログラミング技術が習得できる
  • クライアントや他企業との人脈形成ができる
デメリット
  • 未経験だと採用は難しい
  • 幅広いプログラミング技術習得は難しい
  • 会社に対する帰属意識が持てない
  • 開発するサービスに愛着がわかない
  • クライアントの動きに合わせるため休みが取りづらい
  • 納期が短い傾向にある(長時間労働になりがち)
  • 外的要因(クライアントの要望等)に左右されやすい
  • 良い職場環境かどうかは常駐先次第(つまり完全な運)

【ケース別】自社開発(web系)エンジニアになるための最適な方法

上図の通り、日本はユーザ企業(自社開発企業)よりICT企業が多い。

ですので、間口がそもそも狭き門。
就職・転職志望者も多いため、自然と難易度も高くなります。

つまり、自社開発(web系)エンジニアになりたいなら相応の対策が必須です。

ではどうすれば、自社開発(web系)エンジニアになれるのか?
未経験者or経験者別に自社開発(web系)エンジニアになるための最適な方法をまとめていきます!

【方法1】エンジニア未経験から転職したい場合

まず1つ目の方法が「エンジニア未経験から転職したい場合」

結論、最適な方法は「プログラミングスクールの受講」

未経験からエンジニア転職はほぼ不可能です。
なぜなら、企業側はスキルを持つ即戦力を求めているため。

未経験で採用し、教育コストまでかけられないのが実情としてあります。

そのため、自ら学習しスキルを習得しておく必要がある。
エンジニアに必要なスキルとは「プログラミング」のことです。

スキルを習得するにはプロに学ぶのが最短ルート。
独学でやっても効率が悪く、最悪挫折するリスクもあります。

実際、プログラミング学習の挫折率は約9割という調査結果もあるほどです。

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【方法2】エンジニア経験者(SES・フリー)の場合

次に2つ目の方法が「エンジニア経験者(SES・フリー)の場合」

結論、最適な方法は「IT専門の転職エージェントを活用する」

専門職は専門家に相談するのが鉄則。
現状のスキルや実務経験を考慮し、最適な求人を紹介してくれます。

紹介する転職エージェント3社は優れた実績あり。
なかには、転職で270万円の年収UPに成功したエージェントサービスもあります。

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【方法3】受託開発企業に勤めるエンジニアの場合

3つ目の方法が「受託開発企業に勤めるエンジニアの場合」

結論、最適な方法は同じく「IT専門の転職エージェントを活用する」

専門職は専門家に相談するのが鉄則。
現状のスキルや実務経験を考慮し、最適な求人を紹介してくれます。

紹介する転職エージェント3社は優れた実績あり。
なかには、転職で270万円の年収UPに成功したエージェントサービスもあります。

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【方法4】新卒でIT企業(自社開発)に就職したい場合

4つ目の方法が「新卒でIT企業(自社開発)に就職したい場合」

結論、最適な方法は「IT専門の就活エージェントを活用する」

今では多くの就活生向けエージェントサービスが提供されています。

それぞれのサービスにも特徴や強みがあります。
保有する求人、紹介できる企業も限られているケースがあります。

もし新卒でIT企業に就職したいなら。
必ずIT専門の就活エージェントを活用するようにしましょう。

IT専門でなければ、そもそもIT企業の求人を持たない場合が多いです。

最もおすすめの就活エージェントは「レバテックルーキー

ITエンジニア専門の就活エージェント。
求人の紹介だけでなく、ポートフォリオの添削まで受けられます。

【方法5】web系のフリーランスエンジニアになりたい場合

そして5つ目の方法が「web系のフリーランスエンジニアになりたい場合」

結論、最適な方法は「エージェントサービスに登録する」

(エンジニアとしての実務経験があることが前提条件です)
フリーランスエンジニアとして活動するには、エージェントサービスに登録するのが先決

フリーランスで苦戦する案件獲得もエージェントから紹介されます。
なかには給与保障制度も準備するエージェントもあり、安心して開発に着手できます。

高単価案件多数!フリーランスエンジニア向けエージェントサービスおすすめ3選

自社開発のIT企業一覧と提供しているサービス・アプリまとめ

最後に自社開発のIT企業一覧と提供しているサービス・アプリをまとめておきます。

自社開発の企業名(サービス名)

  • ヤフー株式会社(Yahoo!検索など)
  • 株式会社メルカリ(メルカリ)
  • 楽天グループ株式会社(楽天市場など)
  • LINE株式会社(LINE)
  • 株式会社サイバーエージェント(アメブロなど)
  • グリー株式会社(GREEなど)
  • freee株式会社(freee会計)
  • 株式会社ディー・エヌ・エー(Pocochaなど)

まとめ:自社開発(web系)エンジニアに向かなそうな人はやめとけ!

自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる理由をまとめてきました。

改めて、自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる理由をまとめると、

自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる理由

  1. 自社開発企業はブラックだからやめとけ?
  2. スキル習得が偏る傾向にあるからやめとけ?
  3. 開発以外の能力も必須でついていけないからやめとけ?
  4. 情報が得にくいうえに人脈も広げにくいからやめとけ?
  5. 未経験で自社開発企業への転職は難しいからやめとけ?

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