

「3年目なのに仕事向いてないように感じる。仕事できないし、とにかくつらい。。。転職したほうがいいのかな?」
こんな疑問、悩みに答えます。
本記事では「3年目で仕事向いてないと感じ転職を検討している人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 3年目で仕事向いてないと感じる理由と原因
- 3年目で仕事向いてないと感じた時の転職判断基準
- 社会人3年目の転職活動で対策と注意すべき点まとめ
3年目で仕事向いてないと感じる理由と原因
「初めての退職は入社何年目の時?」
「初めて入社した会社を辞めたのは、入社何年目の時でしたか?」
この問いの答えが上図の通りで、3年目が最多(25.7%)となっています。

「どんなお仕事も、3年目が一番辛いと聞きます。私自身もそうでしたし、私の親友の女の子も、3年目に初めて転職しようかと考えてると相談のお話をしてきてくれたこともあります。」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」
上記経験談のように社会人3年目で苦しむ声が多く散見されます。
この事象をまたの名を「25歳の壁」とも呼びます。
実際、3年目時が最も仕事上の壁にぶつかった状況があったと調査でも明らかに。
ではなぜ、仕事向いてないと感じてしまうのか?
3年目で仕事向いてないと感じる理由と原因についてまとめていきます。
【理由1】将来のキャリア形成に不安を抱いてるから
まず1つ目の理由が「将来のキャリア形成に不安を抱いてるから」
大前提として、3年勤めれば仕事は覚えます。
実際に国立女性教育会館の調査で「担当業務を遂行するための知識・技能」は年数を重ねるごとに向上。
上図の通り、3年目には男女とも約半数の社会人が「技能はある」と回答。
しかし、知識・技能はあるにもかかわらず別の設問をみてみると。
「将来のキャリアにつながる仕事をしている」への回答は逆に年を追うごとに低下。
低下した原因は、仕事の将来性に不安が拭えないため。
「このまま仕事を続けていいのだろうか?」
「本当にこの仕事は自分に合っているのか?」
仕事の将来性が分かってしまったからこその不安。
続けてしまっては、自分のキャリア形成に影響するのではないか?
実際、社会人1年目に比べて3年目は仕事へのモチベーションが低下。
モチベーションが低い要因は「仕事にやりがいを感じることが出来ないため」
つまり、キャリア形成の見直し時期だということ。
自分の仕事を再確認し、ターニングポイントの3年目ともいえそうです。
【理由2】3年経過しても未だ仕事でミスしてしまうから
次に2つ目の理由が「3年経過しても未だ仕事でミスしてしまうから」

「入社三年目なのですが、いまだに一日一回はミスをします。。大小さまざまなミスだったりですが。今は少しでもミスを減らす為に、チェックをかかさず念入りにしてるのですが、この前それでもミスが生じました‥」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」
3年経過して社会人全員が技能があるとは限らない。
同調査で半数は「不十分」と回答している点からも読み取れます。
しかし、3年目ともなれば会社では「中堅社員」として扱われます。
一般的には、中堅社員とは入社3年目以降で、主任や課長などの役職についていない社員を指します。入社1年目から3年目の若手社員と異なり、自分1人である程度の業務を遂行できる能力を持っていると認識されます。
中堅社員は上記定義の通り、一人で業務遂行できると認識されます。
なので、3年目に入っても未だに仕事を覚えられない状態。
ミスしてしまう状況は、辞めたくもなるし仕事向いてないと考えてしまうので当然です。
ミスの原因は、本人の能力(向き不向き)も要因としてあります。
ですが、職場環境や会社などの外的要因も原因として考えられます。
実際、厳しい職場環境ほどミスは増えることが報告されています。
つまり、仕事はそのままで会社を変えるだけでも状況は変わる可能性あり。
【理由3】今までと異なる職場・労働環境の変化が訪れるから
そして3つ目の理由が「今までと異なる職場・労働環境の変化が訪れるから」
3年目ともなれば労働環境には変化がみられます。
異動、後輩の育成、転勤など今までと異なる環境に身を置く機会は増えます。
実際に入社3年目の社員は、役割が大きく変化する時期。
そのため、「3年目社員向け研修」が各サービスよりリリースされています。
しかし、働き方意識の調査は年数を重ねるごとに変化。
1年目は「積極的で前向き」だったのが、3年目では「プライベート重視」
さらに、異動等で仕事が変わることで新入社員扱い。
後輩の指導に疲れ果て、プライベートを重視する傾向が顕著になっています。

「仕事が向いていない気がしてツラいです。社会人3年目男です。3ヶ月前に人事異動で営業に配属されました。前の部署とは業務が全く異なるのでまるで新入社員のようです。」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」

「入社3年目になる後輩の指導に疲れてしまいました。全く仕事を覚えません。」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」
原因として、仕事のつらさからの逃避。
プレーヤーからマネジメントに変わった途端に仕事のできなさが露呈。
3年目で仕事向いてないと感じた時の転職判断基準8選
厚労省調べで『53.4%』が転職に満足と回答。
つまり、半数以上の転職者が転職に満足していることが分かる。
ただし、全員が報われるわけではない。
どんな場合に、転職のタイミングは判断すべきなのか?
ポイントは「将来につながるキャリア形成」
調査で現代の20代は「自身の成長・キャリア」を重視し入社を決めています。
自身の将来につながらない仕事を続けてもリスク。
早々に転職し、望むキャリアを早期に形成するのが理想的だといえる。
そのための3年目で仕事向いてないと感じた時の転職判断基準8選を紹介していきます。
【基準1】現職でのメリットを捨てる勇気があるかどうか
「現職でのメリットを捨てる勇気があるかどうか」
つまりメリットを失っても転職で得たいものがあるかどうか。
【基準2】現在の仕事の成果に対する評価は適正かどうか
「現在の仕事の成果に対する評価は適正かどうか」
年収や昇給、賞与などの人事評価。
【基準3】理想のキャリアを現職では実現できるかどうか
「理想のキャリアを現職では実現できるかどうか」
【基準4】3年目でも教育、訓練機会は充実しているかどうか
「3年目でも教育、訓練機会は充実しているかどうか」
【基準5】現職で得られるスキルや伸ばせる能力はあるかどうか
「現職で得られるスキルや伸ばせる能力はあるかどうか」
【基準6】自分ではどうすることもできない職場の悩みかどうか
「自分ではどうすることもできない職場の悩みかどうか」
【基準7】転職活動を実際に行ってすぐに内定を取れるかどうか
「転職活動を実際に行ってすぐに内定を取れるかどうか」
【基準8】会社の労働環境や従業員への上司の対応は適切かどうか
「会社の労働環境や従業員への上司の対応は適切かどうか」
ブラック企業だと気づいた時。
「石の上にも3年」はもはや死語!転職で環境は変えられる
ここまで仕事向いてないと感じた時の転職判断基準について解説してきました。
ただ判断基準が分かっても「年数」を気になる人は多いです。
その一つの基準が「石の上にも3年」と呼ばれる「3年以上」
実際、求人の応募条件に「○○経験3年以上」という表記も散見されます。
ですが「石の上にも3年」はもはや死語!
なぜなら、当時の「3年」と現代の「3年」とでは環境も価値観も異なるから。
転職市場でも重要なのは「定数」ではなく「何をしてきたか」
(出典:リクルートエージェント「石の上にも三年ってホント?」)
25歳は人生のまだまだ1/4に過ぎない。
「自分を知る」ために、積極的に経験に投資をすべき。
社会人3年目の転職は未経験でも有利
むしろ社会人3年目の転職は未経験でも有利です。
なぜなら、第二新卒枠が存在するから。
新卒以上に今では採用市場で企業から重宝されています。
理由は、新卒よりもコストを抑えられる点。
すでに新卒時代に社員教育を受けているため教育コストが抑えられる。
実際に、第二新卒への採用熱は高い。
転職のベストなタイミングは1月~3月と秋採用
そして転職のベストなタイミングは1月~3月と秋採用になります。
理由は、4月と9月入社にあわせて求人が増えるため。
1年を通して最も増えるのは4月入社を見越した「1月~3月」
転職判断基準はあっても決断するのはあなた次第
でも転職判断基準はあっても決断するのはあなた次第。
退職を気にする人もいますが、いつでもいい。
民法上では、解約を申し入れてから2週間後に退職できます。
判断基準があっても辞めるのにも勇気は必要。
今すぐ辞めたい、でも決断できないなら退職代行というサービスもあります。
ではどうすれば?社会人3年目の転職活動で対策と注意点
転職を考えるなら早めに行動したほうがいい。
では、どんなポイントに気を付けて転職すればいいのか?
社会人3年目の転職活動で対策と注意すべき点をまとめていきます。
【対策1】3年目に強い転職エージェントを利用する
「3年目に強い転職エージェントを利用する」
【対策2】自己分析からキャリアの方向性を見定める
「自己分析からキャリアの方向性を見定める」
【対策3】会社員が向いてないなら独立開業も検討する
「会社員が向いてないなら独立開業も検討する」
【対策4】離職率の高いブラック企業は事前に避ける
「離職率の高いブラック企業は事前に避ける」
- 宿泊業・飲食サービス業:51.5%
- 生活関連サービス業・娯楽業:46.5%
- 教育・学習支援業:45.6%
- 医療、福祉:38.6%
- 小売業:37.4%
離職率が高い業界順。
高いのには必ず理由があります。
労働環境が悪く、ブラック業界である可能性も高い。
【対策5】需要の高いスキルを習得して市場価値を高める
「需要の高いスキルを習得して市場価値を高める」
こんな人は3年経っても転職しないほうがいい人の特徴とは
こんな人は3年経っても転職しないほうがいい人の特徴とは何か?
【特徴1】受け身な指示待ち人間
「受け身な指示待ち人間」
【特徴2】責任を取らない他責思考の人間
「責任を取らない他責思考の人間」
【特徴3】転職理由がすべてネガティブな人間
「転職理由がすべてネガティブな人間」
ミスを認められない素直でない人間
社会人3年目で仕事に疲れた・覚えられないときの対処法
とはいえ、すぐに転職できない。
今の会社でもう少しがんばりたい!そのような方も多い。
社会人3年目で仕事に疲れた・覚えられないときの対処法もまとめていきます。
【対処法1】メリハリのある生活
「メリハリのある生活」
【対処法2】自主的にスキル習得、資格取得
「自主的にスキル習得、資格取得」
【対処法3】自律神経を整える
「自律神経を整える」
【対処法4】自身の特徴を把握しておく
「自身の特徴を把握しておく」
【対処法5】上司に思い切って直接相談する
「上司に思い切って直接相談する」
【仕事6】休職制度を利用して見つめ直す
「休職制度を利用して見つめ直す」
まとめ:3年目で仕事向いてないと感じるのは正常で転職のタイミング
3年目で仕事向いてないと感じる理由と原因についてまとめてきました。
改めて、3年目で仕事向いてないと感じる理由をまとめると、
- 将来のキャリア形成に不安を抱いてるから
- 3年経過しても未だ仕事でミスしてしまうから
- 今までと異なる職場・労働環境の変化が訪れるから
そして、転職判断基準は以下の通りです。
- 現職でのメリットを捨てる勇気があるかどうか
- 現在の仕事の成果に対する評価は適正かどうか
- 理想のキャリアを現職では実現できるかどうか
- 3年目でも教育、訓練機会は充実しているかどうか
- 現職で得られるスキルや伸ばせる能力はあるかどうか
- 自分ではどうすることもできない職場の悩みかどうか
- 転職活動を実際に行ってすぐに内定を取れるかどうか
- 会社の労働環境や従業員への上司の対応は適切かどうか