「残業前提はおかしい?」は正しい疑問【当たり前ではない理由と適切な対処法】
悩むビジネスマン

「残業前提っておかしくないですか?残業が当たり前?このままだとプライベートもない、会社のために働き続けることになりそう・・・」

こんな疑問、悩みに答えます。

本記事では「残業前提の仕事はおかしいのではと疑問に思っている人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

本記事で分かること

  • 残業前提の仕事はおかしい理由
  • 残業前提はおかしいと感じた時の適切な対処法
  • おかしい会社に留まるリスクとやばい職場の特徴

残業が多すぎて、消耗してはいませんか?

人は、最初の環境を正と捉える習性があります。
しかし残業前提の労働環境はおかしいと、早く気づいた方がいい。

おかしい環境に留まり続ければ、悲惨な末路が待っています。

残業前提はおかしいと感じた時の適切な対処法と職場への対策を詳しく解説していきます!!

ハルマ@ブログ管理人ハルマ@ブログ管理人

「残業前提を是とするおかしい会社への解決策もまとめていきます。今まさに残業前提の仕事はおかしいのではと疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!!」

結論、「残業前提はおかしい?」は正しい疑問

日本人は基本働き過ぎです。
諸外国に比べても圧倒的に残業し過ぎ。

残業が減らないのは、従業員本人にも原因があります。

仕事に悩む男性

「残業前提の仕事量っておかしくないですか?」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」

悩む女性

「毎月毎月、残業することを前提に仕事するなんておかしくないですか?」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」

しかし、残業“前提”で仕事量が決まるのはおかしい。
多くの投稿も散見されますが、結論、「残業前提はおかしい?」は正しい疑問です。

それはなぜか?会社の残業体質と違法性が影に潜んでいます。

残業しないと終わらない仕事量は違法性が高いから

残業前提はおかしいといえる理由。
それは、残業しないと終わらない仕事量は違法性が高いからです。

労働時間の上限は、労働基準法で定められています。
労働者の健康を害さないことが目的でもあり、「法定労働時間」と呼びます。
(出典:厚労省「労働時間法制の?直しについて」

なので大前提として、残業ありきの仕事量はそもそもおかしい話。

従業員も残業したいなどと思ってはいません。
当然、長時間労働は心身の健康を脅かす行為であり違法性も高い。

とはいえ、時間内に業務が終わらない場合もあります。
法定労働時間を超える場合は「36協定」の提出・締結が必要です。

しかし、労基法違反で最も多い内容は「労働時間」

労働基準監督年報によると、法令に違反する事業所数は「93,008件」
そのうち、労働時間に関する違反を行った割合は『30.8%』と3割にものぼります。

つまり残業を強いる会社・職場は未だに多いということ。
残業前提で仕事量を決める会社は、ブラックの可能性が非常に高いといえます。

従業員の健康をないがしろにする会社に未来はない

そもそも従業員の健康をないがしろにする会社に未来はありません。

会社の成長は従業員の存在あってのこと。
実際、従業員満足度と会社の業績には相関があることが報告されています。

長時間労働は従業員の健康を害します。
やる気さえも低下させ、重大な健康障害を引き起こす恐れがあります。
(出典:厚労省「長時間労働者の健康ガイド」

にもかかわらず、残業ありきで仕事させる会社や上司は従業員の健康など考えてはいません。

従業員の心身をないがしろにする会社は将来性ゼロ。
つまり残業前提は悪しき会社の残業体質が原因であり、おかしい以外の何者でもない。

残業前提はおかしいと感じた時の適切な対処法

結論、残業前提の会社はブラックで将来性もゼロ。
早々に見切って、まともな会社・職場に移ることをおすすめします。

会社の体質は簡単には変わりません。
残業ありきの仕事なら、転職して別の環境に移るのが最適解です。

ではどうすれば、理想の働き方は手に入るのか?
ここでは残業前提はおかしいと感じた時の適切な対処法をまとめていきます。

【対処法1】残業が少ない業界に転職する

まず1つ目の対処法が「残業が少ない業界に転職する」

残念ながら残業が多い業界は世の中に存在します。
業界の構造上の問題であって、早々に改善することはありません。

一方で、残業が少ない業界も存在します。
どんな業界か?厚労省の資料をみると「電気・ガス・熱供給・水道業」

つまり、インフラ業界が特に働きやすさに優れているといえます。

しかしインフラ業界は他転職希望者にも人気の業界。
一筋縄ではいかず、しっかりとした面接対策が必要になってきます。

残業が少ない業界への転職には、必ず転職エージェントを活用しましょう。

書類添削や面接対策など充実のサポートを受けられます。
求人紹介だけでなく年収交渉など煩わしいやり取りも代行してくれます。

登録から内定獲得までの利用はすべて無料。
利用しない手はどこにもなく、転ばぬ先の杖としても役立ちます。

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【対処法2】基本給・年収が高い会社に転職する

次に2つ目の対処法が「基本給・年収が高い会社に転職する」

もしあなたが、残業多いのに給料は安い。
まったく割に合わない労働環境なら、抜け出したいですよね?

残業が少ない業界に転職するのも一つの対処法です。
それだけでなく、年収が高い会社・業界に転職する方法もあります。

ではどんな業界が年収は高いのか?
doda調べで業界別の平均年収を調べると、以下のようになります。

最も年収が高いのは「金融(455万円)」
最も年収が低いのは「小売/外食(351万円)」

業界が違うだけで、年収100万円近い差が生じています。

つまり、業界選びは年収に差が生まれるということ。
基本給・年収が高い会社に転職したい方は、業界選定にも留意しましょう。

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【対処法3】退職代行サービスを活用して早々に辞める

3つ目の対処法が「退職代行サービスを活用して早々に辞める」

あなたは、退職代行サービスの存在をご存じでしょうか?

いまや退職代行サービスの認知度は約6割。
「退職」を重く考える必要も、煩雑な手続きも行わなくて辞められます

  • 上司に退職の報告をするのが怖い
  • どうやって伝えたらいいかも分からない
  • 退職を伝えても職場に留まるのは気が引ける

退職のことを考えて消耗してはいませんか?

退職代行サービスを使えばストレスなく辞められます。
自分のタイミングで、簡単に辞められる方法がすでに準備されています。

あとは勇気を出して行動するのみ。
退職代行サービスに連絡すれば、あとは退職完了まで進めてくれます。

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【対処法4】ブラック企業を排除したサービスを利用する

4つ目の対処法が「ブラック企業を排除したサービスを利用する」

そもそもブラック企業を排除して転職活動は行えるのか?
結論からいうと可能で、そのための方法が「転職エージェントの活用」

転職エージェントの中にはブラック企業を排除し求人を紹介するサービスもあります。

ブラック企業に出くわしたくない方。
求人の段階からやばい会社に応募したくない方は、ぜひご活用ください。

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【対処法5】労働基準法違反に気づいたら労基署に相談する

そして5つ目の対処法が「労働基準法違反に気づいたら労基署に相談する」

悪質な長時間労働の強要は労働基準法違反です。
留まってもリスクでしかなく、あなたが疲弊するだけです。

ただし、証拠もなく改善を求めても受け入れられない可能性大。

一人で戦うのはリスクも高いです。
しっかり第三者機関に相談し、最適な対策を講じましょう。

労基法違反時の対策が「労基署に相談すること」
相談にあたって、悪質な残業などの証拠を収集しておくこと。

社員ファーストでない会社は早々に退職しましょう。

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残業ありきで頭おかしい職場の特徴5選と対策

ここまで、残業前提はおかしい理由と対処法を解説してきました。

仕事に悩む人

「おかしいといわれても、どんな職場がおかしくて避けるべきなのか分からない・・・」

具体的にはどんな職場がおかしいのか?
残業ありきで頭おかしい職場の特徴5選と対策についてもまとめていきます。

【特徴1】到底一人では終わらない仕事量を与える職場

まず1つ目の特徴が「到底一人では終わらない仕事量を与える職場」

従業員の仕事量を決めるのは上司の役目です。
能力や経験も加味して、仕事量は割り振られます。

前述の通り、残業前提に仕事量は割り振られません。
にもかかわらず、終わらない仕事量を与える上司がいる職場はおかしい。

会社全体ではなく職場に残業体質の原因がある場合もあります。

この場合は、人事部や上司以上の役員に相談しましょう。
まともな会社であれば、早期に是正処置が施され改善の方向へ進みます。

なぜなら、長時間労働を強いる会社はイメージを損なうため。
相談しても動かない会社は、ブラックと判断し退職することをおすすめします。

【特徴2】付き合い残業の文化が未だ残る昭和的な職場

次に2つ目の特徴が「付き合い残業の文化が未だ残る昭和的な職場」

約7割もの社会人が「付き合い残業」の経験があると回答
政府の働き方改革も進み、昔より改善の兆しは見られています。

しかし、「悪しき習慣」は未だに存在します。
なぜ付き合い残業など、生産性の低い文化が残るのでしょうか?

原因として、職場の集団意識(同調圧力)が挙げられます。

仕事が終わっても職場の雰囲気を気にしたり,上司が残っているから帰宅しない社員が少なくないのは,集団意識が強く,上下関係が厳しい日本社会の弊害である。早く帰るのは皆に申し訳ないという考え方から発生する「付き合い残業」は日本特有な現象だろう。

特に昔ながらの会社(創業が長い)に多い傾向。
上司の意識も残業体質も簡単には変わるはずもなく、変われるのは自分のみ。

付き合い残業を回避するには、ベンチャーなど新興企業に転職するのがおすすめです。

【特徴3】無駄な会議が多くて効率化されていない職場

3つ目の特徴が「無駄な会議が多くて効率化されていない職場」

無駄な業務も長時間労働が助長される原因の一つ。
その代表的な無駄が「会議」であり、約4人に1人は無駄だと感じています。

さらに、無駄な会議に費やしている人件費は年間で15億円。

一切の効率化も考慮しない会社が将来性ゼロ。
従業員ファーストでもなければ、社会貢献性も低いといえます。

【特徴4】顧客(クライアント)は神様精神が根付く職場

4つ目の特徴が「顧客(クライアント)は神様精神が根付く職場」

昔よく耳にした「お客様は神様」という精神論。
しかし、今では過去の負の遺産であり、海外ではあり得ない。

海外ではチップ文化が当たり前。
つまり、接客も有料サービスでありお客は神様でもない。

いくら顧客に対するサービスとはいえ、供給側のステート(感情状態)を崩してまでサービスするのは社会のバランスを欠いているように思います。最終的に供給者側も社会の一員であり、家族もいるわけで、ブーメランのようにそのひずみが返ってきます。

そのためか「世界幸福度ランキング」で日本はG7のなかで最下位。

多くの日本人は幸福ではないことが分かります。
過剰なサービスは、結局は自身の健康にネガティブな影響をもたらします。

「お客様は神様」精神が未だに根付く職場もリスク。
クライアントではなく従業員ファーストの会社を選ぶようにしましょう。

【特徴5】仕事多いのに従業員を雇わない・雇えない職場

そして5つ目の特徴が「仕事多いのに従業員を雇わない・雇えない職場」

仕事量が多い原因の一つが「人手不足」
人手が足りないから、一人が担当する量は増えます。

そんな状況で、従業員を雇わないとどうなるか?
上述の通り、残業ありきの仕事量になるのは明白です。

しかし、会社にとってはメリットがあります。
人件費がかからないため、会社の儲けは増えることになります。

つまり一人当たりの仕事量を増やす理由は、会社側にのみメリットがあるから。

利益のために従業員の健康をないがしろにした結果です。
仕事量が明らかに多いにもかかわらず、従業員を増やさないのはブラック企業の典型例。

早々に見切って、適正な従業員を配置する会社に移るのが賢明です。

残業前提のおかしい会社に留まるとどうなる?

残業ありきの会社への対処法は転職することです。
なぜなら、簡単に残業体質は改善されず繰り返されるから。

それでも、分かっていても会社に留まる人はいます。
転職したくても、今すぐ辞められない人もなかにはいるでしょう。

でも、残念ながら留まってもデメリットでしかありません。

どんな末路が待ち構えているのか?
残業前提のおかしい会社に留まるとどうなるか解説します。

【末路1】給料は一向に上がらない

留まっても「給料は一向に上がらない」

残業体質の会社は定時退社を許しません。
上司からの評価は下がり、結果人事評価(査定)に響きます。

さらに、残業ありきだとそもそも基本給も低い。
基本給が低いから残業せざるを得ないのがブラック企業のやり口。
(出典:Yahoo!ニュース「残業が多い理由は基本給が低いから」

残業前提の会社から脱出しない限り、薄給で働かされ続けることになります。

【末路2】新しいスキルも経験も得られない

残業ありきなので「新しいスキルも経験も得られない」

長時間労働の弊害は健康だけではありません。
余暇の時間も奪われ、新しいスキルや経験に充てる時間が持てない。

最近話題のリスキリングにも取り組めなくなります。

結果、市場価値は上がらず転職すらできない状況に陥ります。

気づいたときには時すでに遅し。
一生現職で働き続ける末路が待っています。

【末路3】ますます残業前提に拍車がかかる

そして何より恐ろしいのが「ますます残業前提に拍車がかかる」

常に人手不足、でも転職できない。
結果、仕事量だけ増えていき、残業ありきに拍車がかかります。

「この会社、何かおかしい」と感じたら。
当たり前だと思わず、まずは疑って行動に移しましょう。

行動を起こさないと環境は変えられません。
会社は変わらない、変えられるのは自分の行動のみです。

残業前提を是とするおかしい会社への解決策は一つだけ

仕事が終わらないのは、あなたの責任ではありません。
会社に原因があって、現状になんの対処もしないのがおかしい。

つまり、残業が前提となってしまっているブラックな会社だということ。

そのような会社に留まってもリスクでしかない。
メリットもなく、社会人人生をおかしい会社に捧げるだけ。

そして残業前提を是とするおかしい会社への解決策は一つだけです。

それは「転職すること」
会社を変えない限り、残業前提の状況からは逃れられません。

まして会社の体質など早々には改善されません。
残業前提の会社と向き合うより、従業員ファーストの会社に移るほうが賢明

これ以上、社会人人生を棒に振るのは、やめにしませんか?

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まとめ:残業前提はおかしいので早々に見切って転職推奨

「残業前提はおかしい?」は正しい疑問についてまとめてきました。

改めて、残業前提はおかしい理由と原因をまとめると、

残業前提はおかしい理由と原因

  1. 【理由】残業しないと終わらない仕事量は違法性が高いから
  2. 【原因】残業体質で従業員をないがしろにするブラック企業

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