行政書士は悲惨な資格？やめたほうがいいと言われる５つの理由と向いてる人の特徴

こんな疑問、悩みに答えます。

本記事では「行政書士の資格取得を目指すか迷っている人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

「行政書士 悲惨」「行政書士 やめたほうがいい」で検索してきたあなた。

行政書士の評判は気になりますよね。
これから挑戦したい資格、合格を目指す資格であれば、なおさら気になります。

なぜなら、受験に向けてそれ相応の時間を費やさないといけないから。

本当に時間を費やすだけの価値が、行政書士にはあるのかどうか？

行政書士は恥ずかしいと言われる理由と資格取得に向いてる人の特徴を詳しく解説していきます。

行政書士とは

行政書士はやめたほうがいいと言われる理由を解説する前に。
はじめに行政書士とは何か？基本情報をまとめておきます。

行政書士試験の概要

まず行政書士試験の概要についてです。

行政書士試験は、法律系国家資格の一つ。
行政書士法に基づき、総務大臣が定めるところにより、毎年１回以上行われる試験です。

法律系の国家資格には、他にも司法試験や司法書士試験が挙げられます。
これらの資格に比べれば、行政書士試験は比較的難易度は低く、法律系国家資格の「登竜門」とも呼ばれています。

そのため、働きながら資格取得を目指す社会人が多いのも、行政書士試験の特徴の一つといえます。

試験科目と受験資格

次に試験科目と受験資格についてです。

試験科目は「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関連する一般知識等」の２つに分かれます。

受験資格に関しては、誰でも受験可能。
「年齢」、「学歴」、「国籍」など関係なく、どなたでも受験できます。

過去合格率の推移と試験日

そして過去合格率の推移と試験日についてです。

（出典：一般財団法人行政書士試験研究センター「最近１０年間における行政書士試験結果の推移」）

試験日は、毎年11月の第2日曜日（午後1時から午後4時まで）
令和5年度の試験日および公示、合格発表に関する情報は以下の通りです。

試験の公示	令和５年７月３日（月）
受験願書・試験案内の配布	令和５年７月２４日（月）～８月２５日（金）
郵送で申込み ネット申込み	令和５年７月２４日（月）～８月２５日（金）消印有効 令和５年７月２４日（月）午前９時～８月２２日（火）午後５時
試験日時	令和５年１１月１２日（日）午後１時～午後４時
合格発表	令和６年１月３１日（水）

行政書士はやめたほうがいいと言われる５つの理由

なぜ、「行政書士はやめたほうがいい」と言われるのか？
これから挑戦したい方にとって、資格の評判は非常に気になる情報です。

具体的な行政書士はやめたほうがいいと言われる５つの理由について触れていきます。

【理由１】難易度が高すぎるからやめとけ？

まず特に多い理由として「難易度が高すぎるからやめとけ？」

結論からいうと、難易度は高いです。
簡単には受からないため、「やめたほうがいい」と諭す口コミが目立ちます。

実際、前述の通り、行政書士の合格率は10％前後。
合格するには、これら「上位10％」に入る必要があります。

さらに、行政書士の試験範囲は多岐にわたります。
合格に必要な勉強時間も「600～1000時間」と言われるほど難易度は高いです。

ですが、合格する人ももちろんいます。
初学者かつ法律未経験であっても、行政書士に合格する人はいます。

つまり、「難易度が高いからやめとけ」と諭されて、心が揺らぐくらいならやめたほうがいい。

目的がないまま勉強しても、時間とお金を無駄に費やすだけです。

【理由２】生活できないほど年収低いからやめとけ？

難易度だけでなく多いのが「生活できないほど年収低いからやめとけ？」

結論、行政書士の年収は高いです。
実際に調べてみると、行政書士の平均年収は厚労省調べで「584.4万円」

一方、日本の会社員の平均年収は「443万円（国税庁調べ）」
比較しても、行政書士の方が100万円以上年収は高いことがわかります。

また、開業行政書士になっても売上は高いです。
年間売上が1,000万円を超える行政書士は1割程度いることも報告されています。

従って、行政書士は年収が高い職業。
生活できないほど収入が低い、ということはありません。

それでも行政書士は年収が低いからやめたほうがいい、と感じるのは個々人の主観が大きいといえます。

【理由３】独立開業しても廃業率が高いからやめとけ？

合格した後の理由として「独立開業しても廃業率が高いからやめとけ？」

結論からいうと、行政書士の廃業率は高いと言われています。

行政書士は、実務経験なくても独立開業が可能です。
他士業では「2年以上の実務経験が必要」などの条件があります。

そのため、行政書士の資格取得を目指す目的の一つが「開業すること」
実際、行政書士の勉強を始めたきっかけに「独立した仕事がしたい」と答える人は多いです。

しかし、行政書士の3年以内で廃業する割合は6割～9割とも言われています。
（月刊 日本行政によると、開業行政書士の数が1,113人に対し1年間に廃業した行政書士は1,447人）

日本の廃業率は全業種平均で『3.5％』だと厚労省が公表。
比較しても、行政書士の廃業率は異常な高さなのがわかります。

なぜこれほどまでに廃業率が高いのか？
理由の一つに、実務経験なくても開業できる点が挙げられます。

つまり、独立に向けた準備が不足しているということ。

独立開業は会社員とは全く異なるレイヤーです。
一経営者としての素養や知識・経験も求められます。

事業もまともに運営できないならやめとけ。
行政書士になって独立開業するには、それ相応の覚悟も必要だといえます。

【理由４】資格だけ取っても時間の無駄だからやめとけ？

さらに「資格だけ取っても時間の無駄だからやめとけ？」

廃業率が高い理由にもつながる内容です。
資格だけ取っても、仕事を取らないと食っていけません。

ですので、資格を有効活用しないと時間の無駄だということ。
資格を取ることが目的なら、行政書士を目指すのはやめたほうがいいでしょう。

ただ、行政書士の資格があることで転職には有利になります。
実際に管理部門特化型転職エージェントの「MS-Japan」が求人を広告しています。

出典: MS-Japan「求人・転職情報詳細」

行政書士業務の経験は不問。
有資格者であれば、転職のチャンスは転がっています。

資格の特性については、行政書士に限った話ではありません。
時間の無駄と揶揄され怯むくらいなら、取得を目指すのはやめたほうがいいでしょう。

【理由５】合格しても仕事がなく意味ないからやめとけ？

そして「合格しても仕事がなく意味ないからやめとけ？」

結論、行政書士は食いっぱぐれることはない。
なぜなら、行政書士は「業務独占資格」の一つだから。

行政書士の独占業務は以下のようなものが挙げられます。
（業務独占資格とは、有資格者以外が携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格のこと。）

ですが、行政書士の受験者数は年々増加傾向にあります。

令和4年度で「47,850名」、4年前の平成30年度では「39,105名」
実に8,745名（+22％）もの受験者数が増加していることがわかります。
（出典：行政書士試験研究センター「試験結果分析資料」）

つまり、ライバルも増え続けているということ。
ライバルが増えれば、過当競争になるもの容易に想像できます。

行政書士としての仕事はあります。
新しいサービスの誕生、法律の改正が行われる度、仕事も増えます。

しかし、独立して仕事が取れるかは別問題です。
行政書士に限らず、ビジネスは競争環境にさらされる自然の摂理。

競争に勝てないと、仕事がないのは当然の結果です。
もっといえば、資格を活かせるかはあなた次第だということです。

資格取得後の目的が不明確なら、取得はやめたほうがいいでしょう。

本当に悲惨？行政書士資格を取って良かった体験談

ここまで、行政書士はやめたほうがいいと言われる理由を解説してきました。

行政書士取得で起こりえるデメリットが中心の話でした。
ですが、行政書士を取得することで得られるメリットも当然あります。

本当に悲惨？行政書士資格を取って良かった体験談を紹介します。

行政書士試験合格者や現役行政書士の方の体験談をもとにピックアップ。
行政書士資格を取って良かったメリット、人生が変わるほどの体験談は以下の通りです。

さらに、行政書士の登録者数・会員数は年々増加。
行政書士を取って良かったことがあるからこそ、資格取得を目指す人はとにかく多いです。

行政書士の個人会員数は5万人超え。
（※令和5年4月1日現在、日本行政書士会連合会調べ）

実は、士業の中でも人数が多い行政書士。
実際その他の士業（社労士、弁護士、司法書士）は4万人を下回っています。

それだけ行政書士は、人気が高い資格の裏返しともいえます。

つまり、行政書士はメリットの多い資格。
今後将来性のある資格を取りたい、そのように考えている方におすすめの資格になります。

関連記事：行政書士資格を取って人生が変わった体験談７選を合格者が解説【おすすめの学習法も紹介】

結局、行政書士はやめたほうがいい悲惨な資格なのか？

ここまで、行政書士のメリットとデメリットを解説してきました。
それでは結局、行政書士はやめたほうがいい悲惨な資格なのでしょうか？

結論、悲惨でも意味ない資格でもありません。
行政書士は、将来性も今後の需要もある資格の一つだといえます。

なぜなら、行政書士は公益性の高い職業だから。

社会になくてはならない役割を、行政書士は担っているということ。
実際、行政書士法の条文をみても「国民の権利利益の実現に資すること」を目的としています。

つまり、行政書士は悲惨でも意味ない資格でもないということ。
人の生活に欠かせない「役に立つ資格」の一つが行政書士だと断言できます。

悲惨だと言われても行政書士の資格取得に向いてる人の特徴

とはいえ、行政書士試験は非常に難易度が高い。
生半可な覚悟で合格できるほど、簡単な試験ではありません。

悲惨だと言われても行政書士の資格取得に向いてる人の特徴をまとめます。

【特徴１】正確かつ迅速な事務処理ができる人

まず１つ目の特徴が「正確かつ迅速な事務処理ができる人」

行政書士の業務で多くを占めるのが「書類作成」
遺産分割協議書、各種契約書、示談書、各種協議書など書類の数は数えきれないほど。
（出典：神奈川県行政書士会「行政書士制度」）

そのため、行政書士の業務には、正確かつ迅速な事務処理能力が求められます。

事務処理が苦手な人はまず向きません。
一方、デスクワークに向いてる人は行政書士向きといえます。

【特徴２】人付き合いが得意でフットワークが軽い人

次に２つ目の特徴が「人付き合いが得意でフットワークが軽い人」

書類作成を代行するにもクライアントの意向を汲み取る必要があります。
また、行政書士が請け負う業務には、示談や遺産などのセンシティブな内容も含みます。

そのため、行政書士には高いコミュニケーション能力が求められます。

人付き合いが苦手な人、一人で仕事をしたい人には向きません。
人のため、相談者のために責務を全うできる人が、行政書士には向いています。

【特徴３】行政書士の資格を取得する目的が明確な人

そして３つ目の特徴が「行政書士の資格を取得する目的が明確な人」

行政書士試験の出題範囲は多岐にわたります。
そんな行政書士に合格するためには「約600時間」もの勉強が必要とされています。

膨大な時間を費やしてまで、何を成し遂げたいのか？

「合格後の目的」が明確でなければ、強い意志を持つ事が難しい。
合格した人のほとんどは、目的に向けたたゆまぬ努力の結果だといえます。

【合格特典付】行政書士に一発合格者205名を輩出した勉強法

結局、どうすれば合格に近づくのか？
知りたいのは、合格するために必要な学習方法ですよね？

実は、行政書士に一発合格者205名を輩出した勉強法があります。

その方法というのが、オンラインに特化した話題の通信講座「アガルートアカデミー」

アガルートの行政書士試験合格率は『56.17％』
全国平均の合格率（12.13％）の実に4.63倍の合格実績を有する通信講座です。

独学で試験合格を目指すのは遠回りです。
人生において、「時間的ロス」は取り返しのつかない損失。

合格を目指すなら、早期に合格するに越したことはありません。
そんなアガルートの勉強法や学習メリットについて、ここではご紹介していきます！

【メリット１】合格実績に対するコスパの良さ

まず１つ目のメリットが「合格実績に対するコスパの良さ」

アガルートの合格率は令和4年度実績で『56.17％』
全国平均の合格率と比較して『4.63倍』もの合格実績を有します。

一方、競合にあたるフォーサイトは『54.1％』
スタディングに関しては合格率の公表すらありません。

※2023年7月調査時点の情報

つまり、圧倒的な合格実績を誇る通信講座がアガルートだということ。

講師に直接質問することも無料かつ回数無制限で可能です。
行政書士試験の合格を目指したい方には、最後の救世主ともいえそうです。

【メリット２】合格までのフォロー制度が充実

次に２つ目のメリットが「合格までのフォロー制度が充実」

アガルートでは様々なフォロー制度が整っています。
具体的には、以下2つの受講生をサポートするフォロー制度を受け取れます。

合格の最短ルートを実現するフォロー制度。
フォロー制度の詳細については、こちらから確認できます。

【メリット３】合格したら全額返金する制度あり

そして３つ目のメリットが「合格したら全額返金する制度あり」

アガルートの真骨頂ともいえる「合格特典」
行政書士試験合格で受講料の全額返金を受けられる嬉しいメリットです。

さらに、その他にも割引制度やお得な特典が多数付いています。

さらにさらにカリキュラム申込者限定の３大特典も付いてきます！

合格特典・割引制度の詳細については、こちらから確認できます。

【Q&A】悲惨だと言われる行政書士試験に関するよくある質問

最後に悲惨だと言われる行政書士試験に関するよくある質問をまとめます。

【質問１】頭おかしいってホント？

【質問２】「食えない」という情報は嘘？

【質問３】資格があれば食いっぱぐれることはない？

【質問４】行政書士はうざいと叩かれることがある職業？

【質問５】なぜ行政書士はゴミ資格とまで呼ばれるのか？

口コミにもある通り、行政書士の資格を活用しきれていないだけ。

結局は「資格をどう生かすか？」が重要。
取得して満足していても、悲惨な末路が待っているだけです。

まとめ：行政書士はやめたほうがいいと言われる理由と向いてる人の特徴

行政書士はやめたほうがいいと言われる理由と向いてる人の特徴をまとめてきました。

改めて、行政書士はやめたほうがいいと言われる理由をまとめると、

行政書士試験に合格して人生を変えたい方向けの通信講座「アガルートアカデミー」